薬剤部
Q&A(よくある質問)
薬の飲み方の説明・注意事項
Q1
頓服(とんぷく)薬はいつ飲むの?Q2
狭心症の発作が起こった時はどうしたらいいの?Q3
お薬を飲む時間は?Q4
睡眠薬は怖いイメージがあるのですが、毎日続けて飲んでも大丈夫?Q5
薬を水なしで飲んでもいいの?Q6
飲み忘れたらどうしたらいいの?Q7
薬は水で飲まないといけないの?Q8
病院でもらうバファリンと町の薬局で売っているバファリンは違うの?Q9
ワーファリンを服用していたら納豆は食べられないの?Q10
ワーファリンとバファリンは名前が似ているのですがバファリンを服用しているときは納豆は食べられないの?Q11
ワーファリンを飲んでいるのですが、ビタミンKを含む食品は食べてはいけないのですか?Q12
ワーファリンはなぜ飲む量がかわるのでしょうか?
Q1 頓服(とんぷく)薬はいつ飲むの?
A
頓服薬とは発作時や症状のひどい時に一時的に飲む薬です。医師が飲み方を指示しますので指示どおり飲んでください。 頓服薬には鎮痛剤、解熱剤、狭心症用薬、咳止め、下剤などがあります。
| 鎮痛剤: | 痛みがある時に飲みます。続けて服用する場合は、5〜6時間程度あけてください。鎮痛剤の多くは解熱作用もあります。片頭痛、腹痛の薬には解熱作用はありません。 |
| 解熱剤: | 目安として38.5度以上の熱がある時に飲みます。続けて服用する場合は、5〜6時間程度あけてください。解熱剤のほとんどは鎮痛作用もあります。 |
| 下 剤: | 通常、便通が数日ない時に飲みます。寝る前に飲むと、通常翌朝に便通があります。 |
| 狭心症用薬: | 狭心症の発作時に舌の下で溶かします。詳しい使用法はQ2をご覧ください。 |
Q2 狭心症の発作が起こった時はどうしたらいいの?
A
一般的に、狭心症の発作(主に胸痛)が起こった場合、薬(ニトロペン:当センター採用薬)を舌の下で溶かします。ニトログリセリン薬は口の中の粘膜からすぐに吸収されて、全身に運ばれ、心臓をとりまく血管(冠動脈)に作用し発作をおさえます。効果は通常数分(1〜2分)であらわれます。効果があらわれないときは、さらに1〜2錠追加してください。
1回の発作に3錠まで服用しても効果があらわれない場合、急に1日の発作の回数が多くなった場合、発作が20分以上継続する時は心筋梗塞の可能性がありますので、すぐに病院に連絡して先生の指示を受けてください。
錠剤の他にニトログリセリンのスプレー製剤もあります。錠剤が苦手な方は医師に相談してください。
Q3 お薬を飲む時間は?
A
医師が最も適当だと思われる服用方法を指示していますので、薬の袋の指示どおりにお飲みください。次にそれぞれの正しい服用時間と主な例をあげます。
| 食 前: | 食事のおよそ30分前 胃は空の状態です。胃が空だと一般的に薬は速く吸収され、速く効果をあらわします(例外もあります)。その代わり胃を刺激しやすく、胃が荒れやすくなります。 食欲を増進させる薬、食べものが胃にあると吸収が悪くなる薬、漢方薬、その他一部の糖尿病薬などが“食前”と指示されます。 |
| 食直前: | 食事の直前 食後の血糖値の上昇を抑える糖尿病薬(グルコバイ、ベイスン OD、スターシス)が“食直前”と指示されます。 これらの薬は食後に飲んでいては血糖値の上昇を抑えるのが間に合わないため食直前に服用します。 |
| 食直後: | 食事が終わってすぐ 胃粘膜を刺激する薬は“食直後”と指示されます。胃の弱い人は食後指示の時でも食直後に服用すると良いでしょう。 |
| 食 後: | 食事が終わっておよそ30分後 胃の中に食べものが一番多くある状態ですので、一般に吸収が食前または空腹時に比べ遅くなります(薬の中には食べ物があるほうが吸収が良い薬もあります)。これは胃粘膜への刺激を少なくすることとともに、薬を飲み忘れないようにするためです。30分というのは目安なので飲み忘れるようでしたら食後すぐでも構いません。 |
| 食 間: | 食事が終わっておよそ2時間後 食間といっても食事をしながら飲むということではありません。食事と食事の間という意味で、食後2時間くらい経ったときをいいます。食間の指示の薬は少ないのですが、胃潰瘍の薬、胃粘膜を保護する薬は“食間”に飲むよう指示されることがあります。 |
| 寝る前: | 寝るおよそ30分前 寝る前に飲む薬は、食前や食後と違って、胃の中の状態とは関係ありません。寝る前に飲む薬には下剤、睡眠薬があります。またその他にも胃潰瘍の薬(寝ているときに胃酸の分泌が多くなる)や喘息発作を予防する薬もあります。その中でも睡眠薬は寝る直前に飲んでください。 |
Q4 睡眠薬は怖いイメージがあるのですが、毎日続けて飲んでも大丈夫?
A
最近、使用されている睡眠薬は以前に使用されていた薬と比較すると比較的安全な薬です。不眠にはいくつかの種類があるので、医師に睡眠状態(寝つきが悪い、朝早く目が覚めるなど)を詳しく説明してください。
睡眠薬が処方されたら、必ず医師の指示どおりの用量及び服用時刻を守ってください。自分の判断で適当に服用方法や量を変えたりすると、睡眠薬の作用が増強されたり、今まで以上に眠れなくなったりすることがあります。また、寝室の環境や日常生活(食事・運動など)の改善によって良い睡眠を得ることが可能になります。
Q5 薬を水なしで飲んでもいいの?
A
薬を水なしで飲むと、薬がのどや食道にひっかかりやすくなります。薬がのどや食道で溶けると炎症や潰瘍をおこすことがあります。できればコップ半分以上の水またはぬるま湯で飲んでください。また薬を水で飲むことにより、薬が溶けて吸収されやすくなります。水の量が少ないと薬の吸収が低下したり、遅くなったりして薬の効き目が悪くなることがあります。例外として、口腔内崩壊錠といわれるタイプの錠剤は、水なしでも服用することができます。
Q6 飲み忘れたらどうしたらいいの?
A
基本的には、飲み忘れに気づいたときに服用してください。ただし、次回の服用まで時間が短いような場合は一回分とばしてください。飲み忘れたからといって2回分を飲まないでください。
一部の糖尿病薬、食前・食直前に服用する薬はこの限りではないので、医師または薬剤師にご相談ください。
Q7 薬は水で飲まないといけないの?
A
基本的には薬はコップ一杯程度の水もしくはぬるま湯で飲んでください。
お薬によっては、緑茶、牛乳、グレープフルーツジュース等で飲むと効果が強くなったり、弱くなったりすることがあります。
Q8 病院でもらうバファリンと町の薬局で売っているバファリンは違うの?
A
病院で処方されるバファリン配合錠A81の主成分はアスピリンですが、町の薬局で販売しているバファリンにはアスピリンが含まれていないものもあります
Q9 ワーファリンを服用していたら納豆は食べられないの?
A
血液凝固に関係する因子としてビタミンKがあります。ワーファリンはビタミンKの活性をおさえることで血液を固まりにくくする薬です。納豆にはビタミンKが含まれているばかりでなく、納豆菌が腸内でビタミンKを産生するため、ワーファリンの効果が弱くなってしまいます。その他ビタミンKを多く含む健康食品(クロレラ、青汁など)もワーファリンの効果を弱くします。ワーファリンを服用している間は納豆やクロレラ、青汁は食べないでください。
Q10 ワーファリンを飲んでいるのですが、ビタミンKを含む食品を食べてはいけないのですか?
A
避ける必要はありませんが納豆やクロレラ、青汁は食べないでください。(詳しくはQ9をご覧ください。)
暴飲暴食や偏った食事は避け、バランスの良い食事を心がけて下さい。
食物中のビタミンK(ワーファリンの作用を弱めます)は葉緑体の中に多く含まれています。
緑色の強い野菜(ほうれん草、春菊、パセリ、ブロッコリー、クレソン、小松菜、ミツバ、メキャベツ、サニーレタス、ニラ)や海草類に多く含まれています。
緑黄色野菜は一時的に大量摂取しないでください。緑黄色野菜を全く摂らないことは栄養上良くないので、緑色の野菜などは毎日一定量を摂るようにし(たとえばお浸しや、味噌汁に入っているような量)、一時的に過食するようなことは避けてください。
Q11 ワーファリンとバファリンは名前が似ているのですがバファリンを服用しているときも納豆は食べられないの?
A
病院で処方されるバファリン配合錠A81やバイアスピリン錠は血液の流れをよくして血栓を予防する薬(抗血小板剤)です。この薬はビタミンKとは関係がないので納豆を食べても大丈夫です。