薬剤部
当院でよく使用される薬
当センターでよく使用される薬の説明
| 薬の種類 | 作 用 | どんな病気に 使うの? |
薬の作用による副作用 (注意1) |
どんな名前の薬 がありますか? |
注意事項 |
|---|---|---|---|---|---|
| 利尿剤 | 尿を出して体液の量を減らすことで血圧を下げたり、むくみ(浮腫)をとったりします。 | 高血圧 心不全 むくみ(浮腫) |
頻尿 体のだるさ |
ダイアート ラシックス フルイトラン ルプラック など |
カリウムが不足することがあるので、柑橘類や野菜を多く食べるようにしてください。 |
| β遮断薬 | 心拍数や心臓から送られる血液の量を増やす交感神経のβ(ベータ)受容体を遮断して、心臓の過度の働きを抑えることなどにより血圧を下げたり、脈をゆっくりさせます。 | 高血圧 狭心症 不整脈など または手の ふるえ(振戦) の改善 |
脈が遅くなる (徐脈) 体のだるさ めまい 立ちくらみ |
アーチスト インデラル(LA) カルバン セオノマール セレクトール テノーミン ハイパジール メインテート ロプレソールなど |
勝手に服用を中止したり、急な減量をしないでください。症状が悪化することがあります。 |
| α遮断薬 | 血管を狭くする交感神経のα(アルファ)受容体を遮断して、血管を広げることにより血圧を下げます。 | 高血圧 前立腺肥大に 伴う排尿障害 |
めまい 立ちくらみ 頭痛 動悸 |
カルデナリン ミニプレスなど |
急に立ち上がるとフラフラすることがあるので注意してください。 |
| カルシウム拮抗剤 | カルシウムチャネルという、血管を狭くしたり、広げたりするスイッチの働きを止めて、冠血管(心臓に酸素や栄養を運ぶ血管)を広げたり、血圧を下げて心臓の負担を減らします。 | 高血圧 狭心症 |
顔のほてり 頭痛 脈が速くなる (頻脈) 動悸 |
アダラート(L)(CR) アテレック コニール カルスロット ニバジール ノルバスク バイミカード ヒポカ ヘルベッサー(R) ペルジピン カルブロック ランデルなど |
勝手に服用を中止したり、急な減量をしないでください。症状が悪化することがあります。また、効果が増強されることがあるので、グレープフルーツジュースといっしょに飲まないでください。 |
| ACE阻害剤*1 | 血圧を上げたり、心臓の働きを悪くさせる物質であるアンジオテンシンUをつくる酵素(ACE:アンジオテンシン変換酵素)の働きを抑えて血圧を下げたり、心臓を保護します。 また、脳を保護する作用もあるといわれています。 |
高血圧 心不全 |
空咳 めまい |
エースコール カプトリル コバシル コナン ゼストリル タナトリル レニベースなど |
服用中、空咳が続くときは医師に申し出てください。 |
| AU阻害剤*2 | 血圧を上げたり、心臓の働きを悪くさせる物質であるアンジオテンシンUの受容体(A−U受容体)を遮断して血圧を下げたり、心臓を保護します。 | 高血圧 心不全 |
めまい 立ちくらみ |
ニューロタン ディオバン ブロプレス ミカルディス オルメテック |
|
| ジギタリス剤 | 心臓に直接働いて心臓の収縮力を高めたり、脈をゆっくりと調節する働きがあります。 | うっ血性心不全 頻脈など |
脈が遅くなる (徐脈) 体のだるさ めまい 立ちくらみ |
ジゴシン ハーフジゴキシン ラニラピッド |
勝手に服用を中止したり、増量しないでください。症状が悪化することがあります。 |
| 硝酸薬 | 冠血管(心臓に酸素や栄養を運ぶ血管)を広げたり、末梢の血管を広げて心臓の負担を軽減します。 | 狭心症など | 頭痛 めまい 血圧低下 |
アイトロール シグマート ニトロール(R) ニトロペン ニトロダームTTS フランドルテープ フランドル ミリステープ バソレーターテープ ミオコールスプレーなど |
この薬の服用中は、バイアグラ(勃起不全薬)は絶対飲まないでください。 |
| その他の冠血管拡張薬 | 冠血管(心臓に酸素や栄養を運ぶ血管)を広げる薬です。血液を固まりにくくする働きを持つものもあります。 | 狭心症など | めまい 頭痛 |
ロコルナール ペルサンチン コメリアンなど |
手術や抜歯をするときは、本剤を服用していることを医師に申し出てください。 |
| 抗凝固剤 | ビタミンKの働きを抑えて、血液を固まりにくくし、血栓や塞栓ができるのを抑えます。 | 血栓・塞栓症(心筋梗塞、脳梗塞など)の治療や予防 | 出血 皮膚炎 |
ワーファリン | 納豆やクロレラ、青汁、また一度に大量の緑黄色野菜を食べないでください。 手術や抜歯をするときは本剤を服用していることを医師に申し出てください。 |
| 抗血小板薬 | 血小板の働きを抑えて、血液を固まりにくくし、血栓ができるのを抑えます。 | 心筋梗塞や脳梗塞、狭心症などの治療や予防また、血流障害の治療 | 出血 発疹 |
アスピリン バファリン81mg バイアスピリン パナルジン プラビックス プレタール エパデールSなど |
手術や抜歯をするときは、本剤を服用していることを医師に申し出てください。 |
| 脳血流改善薬 | 脳細胞の働きを活発にしたり脳血流量を増加させます。 | 脳梗塞や脳出血による後遺症の治療 | めまい のぼせ 頭痛 |
サアミオン セロクラール |
注意1:ここで示した副作用はすべてではありません。医薬品ごとの副作用については当センター薬剤部でお薬をもらわれる時にお渡しする「お薬の説明書」をご覧ください。
* 1 ACE阻害剤 : アンジオテンシン変換酵素阻害剤
* 2 AU阻害剤 : アンジオテンシンU受容体拮抗剤