放射線部門
エックス線撮影
エックス線撮影部門は、胸部、腹部撮影を中心に、頭部から四肢までの骨撮影、また、動けない方、 重傷の方の病棟撮影を主に行っています。
エックス線写真は、CR(Computed Radiography)装置を導入しています。
撮影とほぼ同時に、自動で最適な写真を、その場で観察することが可能となりました。
胸部写真は、こんなところを観察しています。
- 軟部組織(皮膚、筋肉、脂肪や乳房からなる) :頚部、腋窩、胸壁の形態や腫瘤影、石灰化像、異常ガス像などの有無。
- 胸郭部(胸椎、胸骨、鎖骨、肋軟骨や肋骨からなる):左右肋骨の走行や側彎症の有無など胸郭の形態、骨病変の有無。
- 胸膜および横隔膜:胸膜肥厚の有無、胸水の有無、横隔膜の高さおよび形態。
- 心大血管:心臓の大きさ、位置および形態、大動脈とその分枝の走行。
- 気管および気管支:頚部を含めた気管および気管支の走行、圧排、狭窄像の有無。
- 肺門および肺血管:肺門の位置および形態、肺血管影の分布、増強の有無、異常血管の有無。
- 肺野:肺野の透過性、肺の容積、異常陰影の有無。
- 消化管ガス像:異常像の有無。
胸部写真の撮影準備における注意点
エックス線写真は透過像であり、人体を通過してきたエックス線の強弱により写真が作られます。
撮影時には、ネックレス、湿布,エレキバンや肌着(ブラジャー、プリントシャツ、ボタン等)など障害陰影を発生する恐れのあるものについては、診断の妨げとなることがありますので脱衣のお願いをしています。
放射線被ばくについて
日常生活における放射線は?
私達は医療で受ける放射線のほかに、宇宙や大地、食物や大気など自然界からさまざまなかたちで、避けることのできない自然放射線を全身に受けています。
これら自然から受ける年間の放射線の量は、約1〜2.4ミリシーベルトの間と考えられています。
エックス線撮影における放射線の量は?
胸部のエックス線撮影で受ける放射線の量は、約0.3ミリシーベルトであり、年間の自然放射線量の数分の1程度になります。