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病院のご案内

高齢者脳機能治療室

特色

誰でも年をとると忘れっぽくなるものですが、認知症は年相応の物忘れとは異なる病的な状態です。認知症の原因となる病気は様々あり多くは根本的治療が不可能ですが、早期診断によって適切な支援を受けながら各種社会資源を利用して穏やかな生活を送ることが可能になります。当治療室では認知症性疾患を早期に診断し、適切にコントロールすることで、充実した人生をご家族と一緒に過ごせるよう援助することを目指しています。

当院の早期診断に対する考え方のご紹介です。
~地域医療連携課だより 平成23年9月号

神戸新聞の取材を受けました。
~神戸新聞朝刊 平成24年5月5日号

診療体制

常勤医は精神科1名(日本精神神経学会専門医/指導医・老年精神医学会専門医/指導医)と脳神経内科2名(うち1名は脳神経内科専門医/指導医・老年精神医学会専門医・認知症サポート医)で、非常勤医師は2名(脳神経内科専門医・精神科専門医)です。初診外来は月曜日から金曜日、かかりつけ医さんを通してfax予約をとって頂き、病診連携を図っています。

治療方針

当室は脳神経内科医と精神科医が協力して認知症の確定診断を行い、精神症状や運動障害に対する薬物治療、認知症患者の介護体制の構築支援、疾患に関する情報の提供などを行なっています。

当室は外来部門以外に、特色のある入院病棟も有しており、各種検査による診断確定、症状コントロール、ゲームや歌による心理療法、介護構築、介護者指導などを行なっています。

認知症について利用できる社会資源・制度には、介護保険・特定疾患・精神障害医療・精神障害者保健福祉手帳・成年後見制度などがあり、必要に応じて制度利用の説明、診断書発行を行なっています。

対象疾患

頻度の高い順よりアルツハイマー型認知症・脳血管性認知症・レビー小体型認知症が大半を占めます。

その他の変性疾患(大脳皮質基底核変性症・前頭側頭型認知症・進行性核上性麻痺・認知症を伴うパーキンソン病など)・抑うつ・脳炎・代謝性疾患・てんかん・正常圧水頭症などの診療にも従事していますが、認知機能障害を主訴とするものを対象としています。

主な検査

頭部MRl/脳波/脳血流SPECT/MIBG心筋シンチグラム/DATスキャン/睡眠時無呼吸などの各種画像、生理検査、ADAS/WMS・R/WAIS/WAB/GDS/リバーミード/前頭葉機能検査/視覚認知機能検査などの高次脳機能検査により確定診断を行ないます。また、臨時各種血液検査・髄液検査を行い、脳炎・脳症・水頭症等の鑑別も行なっています。

外来診療担当表

初診は完全予約制のため、医療機関からのFAX予約のみの受付となります。

外来診療

初診

寺島

(午前)射場

嶋田

仲田

(第1,3,5週)
仲田
(第2,4)
嶋田

再診

嶋田

嶋田

 

嶋田

(第1,3,5週)
嶋田
(第2,4週)
射場

仲田

仲田

(第1,3,5週)
山根

射場

小田

寺島

寺島

(第2,4週)
寺島

(第1,3,5週)
射場

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認知症疾患医療センター

認知症専門医による診察、確定診断の他、認知症専門の保健、医療福祉相談担当者がご相談やご支援をいたします。

認知症疾患医療センター

認知症の原因

一番多いのがアルツハイマー病です。脳の中に「老人班」や「神経原線維変化」という物質がたまり、これが原因で脳神経の働きが弱くなっていくと考えられています(アミロイド仮説)。最近の出来事を忘れるようになり、徐々に症状が現れ数年にわたりゆっくりと進行します。血管性認知症は脳卒中で脳の血管が詰まるか破れるかすることで起こります。脳卒中を起こした人の全てが認知症になるわけではありません。血管性認知症でどのような症状が出現するかは脳のどの部位が障害されるかによって異なります。記憶障害、気分のむら、言葉が出にくい、気分の落ち込み、幻覚、歩行障害、失禁などがあります。脳卒中の再発のたびに段階的に悪化する傾向があります。高血圧、糖尿病、高コレステロール血症のある人に起こりやすい病気です。レビー小体型認知症はアルツハイマー病のような記憶障害に加えて幻視、身体のふるえや筋肉のこわばり、歩行障害、しっかりしている時とぼーっとしている時の差が激しいといった特徴があります。前頭側頭葉変性症は前頭葉(おでこの裏側)や側頭葉(こめかみの裏側)の脳が変性(縮む)することによって性格が変わったり言葉の意味が分からなくなったりします。

正常圧水頭症は髄液が脳の中に過剰にたまることで記憶障害、歩行障害、尿失禁などの症状が出現する病気です。脳外科手術によって歩行障害などは改善する可能性があります。慢性硬膜下血腫は脳と頭蓋骨の間に徐々に血がたまっていくことにより頭蓋内圧亢進症状、麻痺、歩行障害、認知障害などが出現する病気です。きっかけは頭部打撲が多いですが症状が出現するのが打撲後3週間から3か月後ですのでご本人が打撲のことを忘れていることがあります。脳外科手術によってたまった血を除去する必要がある場合があります。甲状腺機能障害やビタミン不足で記憶障害が出現する場合があり、これらは適切な薬物治療が必要です。肺炎や膀胱炎などの感染症が原因で一時的に意識障害が生じて認知症のようにみえる場合があります。「せん妄」と呼ばれる状態で、原因となる感染症が治療されれば回復する可能性があります。肝臓の病気で認知機能が低下する場合があり、肝性脳症といいます。

アルコールを飲み続けると記憶障害が出現する場合がありますので、物忘れが気になる方はアルコールを辞めてみた方が良いかもしれません。睡眠薬や安定薬を長期間飲み続けていると、それがたとえ常用量であっても記憶障害や集中力低下などの認知機能低下が起こることがあります。睡眠薬や安定薬を処方されていてかつ物忘れが気になる方は、睡眠薬や安定薬を減らすか辞めるかできないか主治医にご相談下さい。

若いころに比べると認知機能が低下していて他の同年齢の方と比べると認知機能が悪いものの認知症と呼ぶほど重症ではない状態を「軽度認知障害」といいます。正常と認知症の境界状態と考えられていますが認知症専門医でも正確に診断することは極めて困難です。1年あたり10-20%の確率で認知症を発症しますが、1年あたり1%の確率で正常範囲に戻るとも言われています。血液検査、脳画像検査、髄液検査などの精密検査を施行しても、軽度認知障害の状態で認知症を発症する人を正確に予測することは不可能です。軽度認知障害の状態でアルツハイマー病治療薬又はレビー小体型認知症治療薬を使用しても、認知症を発症する確率を下げることはできないことが過去に何度も報告されています。一般人口を対象とした疫学調査では、認知症になりにくい生活習慣があることが示唆されています。タバコは認知症発症確率を上げます。高血圧、糖尿病、高脂血症などの内科疾患を治療すると認知症発症確率が下がることが報告されています。

  • 初診の方へ 受付時間 9:00-11:30
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  • 外来診療担当表
診療時間
初診 9:00-11:30
再診 予約制
079-293-3131
休診日 土・日曜日、祝日、
12月29日から1月3日
TEl 079-293-3131

診療科ごとの休診日は外来診療担当表をご覧ください。

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