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病院のご案内

循環器内科

概要

概要と特色

1981年に当院が自治体初の脳と心臓に特化した病院として開設されて以来、西播磨、中播磨地区の中核病院であると同時に、三次救命救急センターとして、心血管疾患に対する幅広い医療を行ってまいりました。現在、救急病棟 30床(共用)、一般病床 105床(当科)を用いて、他科とも連携しながら、充実した救急医療体制を構築して、高度医療を提供しています。

循環器専門医の集団として、1)誠意ある診療、2)的確な診断、3)適切な治療選択、をモットーに、迅速な対応が求められる超急性期医療や侵襲的高度先進医療のみならず、” 心不全パンデミック”と称されている、高齢化社会に沿って激増してきた慢性心不全患者に対して、通常の心不全診療のみならず、緩和ケアや地域連携室を通じての在宅医療との連携に取り組んでおり、“patient centered medicine (患者中心の加療)”を提供しています。

また、循環器疾患の教育病院として、専攻医の教育にあたっており、通常の専攻医公募に加えて、兵庫県病院局からの県立病院専攻医フェローを受け入れています。神戸大学大学院医学研究科の連携大学院として、神戸大学と人的交流を行っているともに、充実した臨床研究への環境を提供しています(➡参考:連携大学院開設について)。近年は、ミャンマーからの留学生を受け入れており、国際交流も行っています。

概要と特色

対象疾患

対象疾患

虚血性心疾患、末梢血管疾患、心筋症、弁膜症、不整脈、成人先天性心疾患、肺高血圧症に対して、それぞれの専門医が、最高の技術で診療しています。2014年9月からは県内でいち早くハートチームをたちあげて、経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)を開始、現在220例を超えており、アプロ―チも大腿動脈、心尖部アプローチのみならず、鎖骨下動脈や上行大動脈など、症例に合わせた選択を行うとともに、患者の状態に合わせた最適な弁を選択しています。さらに、2018年より、経カテーテル的僧帽弁形成術(MitraClip)も開始、経験を重ねています。

狭心症・心筋梗塞
  • 虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
    非侵襲的画像検査(冠動脈CT、MRIでの狭窄の検出のみならず、心筋負荷シンチグラフィー(RI)での虚血の有無、程度を判断)から、各患者の病態に応じた加療(薬剤投与とともにカテーテル治療(PCI))を行っています。通常の薬剤溶出性ステント留置に加え、エキシマレーザー、薬剤コーティングバルーン、ロータブレータ、経皮的冠動脈粥腫切除術などの施設限定の治療器具を用いた加療を行っており、慢性完全閉塞病変を含めた複雑な病変についても良好な成績を収めています。
閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症
  • 末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症)
    心臓血管外科、放射線科、形成外科とともに、バスキュラーカンファレンスで全身の動脈硬化による狭窄、閉塞病変の治療方針を計画し、患者のQOL向上に努めております。特に形成外科医とともにcritical limb ischemiaといわれる、従来治療困難であった下肢末梢の動脈硬化疾患に対してカテーテル治療を行うことで下肢切断からの救済に努めています。
心筋症

冠動脈疾患のない心筋自体に障害をきたす心筋症症例に対しては、心エコー図検査以外に非侵襲的画像(MRI、RI)を駆使しつつ、予後評価と診断、治療を行っています。特に心臓MRIでは、T1マッピングで左室心筋障害の程度、線維化の程度の定量評価を行っており、従来の遅延造影での視覚的な半定量評価に加えた情報を得ています。左室の流出路狭窄により障害をきたす閉塞性肥大型心筋症に対しては、エタノールを用いた中隔アブレーションを行っており、治療前後でCTやMRIを用いて、治療血管の選択や治療の効果を判定しています。

弁膜症
  • 弁膜症
    心エコー図検査(体表ならびに経食道)での形態評価や、心肺運動負荷検査での活動度評価を行い、弁膜症の診断や重症度を判断し、心臓血管外科とのカンファレンスで手術適応について協議して治療にあたっています。大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症に対しては、ハートチームで経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)や経カテーテル的僧帽弁形成術(MitraClip)の適応について、3Dエコーや3DCTを用いた弁膜の形態評価を行い、アクセス部位の血管径計測や治療手技の決定を行っています。
  • 不整脈
    心室性不整脈、上室性頻拍、薬剤抵抗性心房細動等について、カテーテル治療(カテーテルアブレーション)を行っています。従来から行っている高周波電流による治療に加え、症例によってはホットバルーンを用いたカテーテルアブレーションを行い、より低侵襲な治療に努めています。
    薬剤抵抗性慢性心不全に対する両心室ペースメーカー(心臓再同期療法)や致死性不整脈に対する植込み型除細動器の植込みを行っており、植込み型除細動器については遠隔モニタリングを行い、不整脈イベントに早期介入しています。また、症例によってはリードレスの皮下植込み型除細動器を植込んでいます。ペースメーカー等のデバイス感染など、以前は開心術しか治療の選択がなかった領域にも、エキシマレーザーを用いたリード抜去術を行っています。また、高齢者には、デバイス感染やリード断線のリスクが低いリードレスペースメーカーを植込んでいます。
  • 心不全
    すべての心疾患の終焉である慢性心不全は、さまざまな高度医療が進む中で増えてきました。我々は日常の薬剤治療やデバイス治療とともに、心臓リハビリテーションを行って、多職種で心不全患者に介入することで、悪化と改善を幾度も繰り返しながら経過する慢性心不全に、患者個々に応じて加療しています。
    心不全患者への緩和医療にも積極的に取り組んでおり、神戸大学から緩和ケアの専門医を招いて、病棟での緩和ケア回診を行っているほか、地域医療を担う医療関係者の方々と定期的に勉強会を行って、知識の共有とともに、地域で支える心不全診療体制を構築してきました。
  • 成人先天性心疾患
    幼少時に先天性心疾患に対する外科的治療を行った方々が成人となられた際に生じてくるさまざまな問題に対応するための外来を、兵庫県立こども病院の城戸佐知子先生にご協力いただいて、隔週金曜(第2、4週)に行っています。他院からの患者紹介やフォローの引継ぎに対応しています。 「日本成人先天性心疾患学会」
  • 肺高血圧症
    膠原病、肺疾患に関する肺高血圧症、慢性血栓塞栓性肺高血圧症の患者に対する診療を、隔週火曜(第1,3週)に外来を行っています。

主な検査(設備)

非侵襲的画像検査

心電図(安静、ホルター、1週間ホルター)、24時間血圧計、心臓超音波検査(経胸壁、経食道、運動負荷)、血管超音波検査(腎動脈、下肢静脈など)、心筋血流シンチ、MRI(血管、心臓)、CT(血管、冠動脈)、運動負荷心電図、心肺運動負荷試験(CPX)、自律神経機能検査、血圧脈波検査、血管内皮機能検査、睡眠時無呼吸検査(PSG)などを行っています(当院で可能な非侵襲的な画像診断の詳細については、トピックスを参照ください)。

当院は地域医療支援病院として、地域の医療機関の先生方にCT、MRIや心筋SPECTといった検査機器の共同利用を行っていただいています(FAXでの予約に対応)。

心エコ-図検査・経食道心エコー図検査(3次元解析を行い、弁膜症への術前情報を供与)

  • 心エコー図検査(心臓超音波検査)は超音波の力を利用し、体外から体内の心臓を観察する検査です。この検査では、心臓の中の各部の大きさ、流れる血流の向きや速さがわかります。いろいろな方法を使って、心臓の機能を推定したり、弁の逆流や狭窄の度合いを見たり、心不全の改善していく様子を観察したりすることができます。また、超音波は生体に無害といわれていますので、何度でも繰り返し検査することができるのもこの検査の特徴です。
    血栓や弁膜症など詳細な観察を要するときは、胃カメラ検査に似た経食道心エコー図検査を行います。

    図説
    A-C: 経胸壁心エコー図検査、D-F: 経食道心エコー図検査
    A:心アミロイドーシス、B:機能性僧帽弁逆流、C:心房中隔欠損症、D:左心耳内血栓、E:高度逆流をきたした大動脈弁、F:断裂腱索を伴った僧帽弁逸脱症
  • 心臓CT(64列、320列)(320列CTでは1心拍で心臓を撮影可能で、息止め困難例や不整脈の方にも対応大動脈弁狭窄症へのカテーテル治療の術前情報供与)。
  • 心筋SPECT(半導体ガンマカメラを用い、よりシャープな画像が従来の1/4の時間で提供)
  • 心臓MRI(1.5T、3T) (主に1.5Tでは非造影冠動脈撮像での狭窄形態の評価やプラーク評価、造影での心筋性状評価)
    T1 および T2マッピングによる組織定量評価
侵襲的画像検査

心臓カテーテル検査として、冠動脈造影を中心に、冠血流予備量比(FFR)、血管内超音波検査(IVUS)、光干渉断層法(OCT)などを行って、冠動脈疾患の評価を行っています。

外来診療担当表

 

外来診療
初診・FAX初診 月城 高谷 谷口 大西 川合
再診 大石 中野 山本 築山 谷口
井上 大西 月城 宮田
高橋 綱本
嶋根
不整脈 嶋根 (午前)今村
(午後)石橋
横井 伊藤
市堀 (午前)市堀
デバイス外来 担当医
肺高血圧外来

(午前)(第1,3週)
担当医

先天性心疾患外来 (第2,4週)
月城

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当科の教育システム

当科では若手医師の育成にも力を注いでおり、循環器を専攻するフェロー医師には実臨床経験を通じて、希望に応じた分野での専門性をさらに追求できる環境を作っています。当院は、日本内科学会、日本循環器学会、日本心血管インターベンション学会、日本不整脈学会などの研修施設となっております。また臨床研究に関しても、国内のみならず、欧米の学会での演題発表をサポートしています。

緊急PCI治療については、上級医の指導の下、フェロー医師から中堅医長が行っており、緊急PCI症例が豊富な当科はフェロー医師がカテーテル治療に触れることができる絶好の環境にあるといえます。待機的に行っている症例数も豊富で、PCI、アブレーションのいずれもトレーニング施設として機能しており、当科で研修を終えた先生方が他の施設でメインオペレーターとして活躍されておられます。

当科の展望

  1. 新規患者への迅速対応を行うため、不整脈、虚血、非虚血を問わず、毎日新患外来を開設しています。
  2. 医療機器の共同利用として、他院からのFAX画像予約(冠動脈CT、冠動脈MRI、心筋血流シンチなど)を受け付けています。
  3. ペースメーカーや植込み型除細動器などの植込み型デバイスを留置されている患者を対象として、デバイス外来を行っています。
  4. 成人先天性心疾患外来を第1,3金曜日、肺高血圧外来を第1、3月曜に行っており、今後増加する小児先天性心疾患移行期症例や慢性肺血栓塞栓症や膠原病由来の肺高血圧症症例にも対応しています。
  5. ハイブリッド手術室を完備し、大動脈弁狭窄症へのTAVIなど低侵襲治療に対応しています。また、重症僧帽弁閉鎖不全症へのMitraClipも県内初認定施設として行っています。
  6. 重症下肢虚血に対して、形成外科医、放射線科医と協力して、患者負担の軽減になる治療を行っています。
  7. 重症心不全患者への心移植へのブリッジ療法や循環補助としての補助人工心臓の管理可能な施設に認定されました。心臓血管外科とともに新たな治療分野に挑戦中です。
  • 初診の方へ 受付時間 9:00-11:30
  • 再診の方へ 事前にご予約が必要です
  • 外来診療担当表
診療時間
初診 9:00-11:30
再診 予約制
079-293-3131
休診日 土・日曜日、祝日、
12月29日から1月3日
TEl 079-293-3131

診療科ごとの休診日は外来診療担当表をご覧ください。

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兵庫県姫路市西庄甲520
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